美の事典
美の事典(WAVE出版)は、皮膚科専門の医師として、日本とパリで活躍している岩本麻奈さんが書いた本です。
現在の美肌情報の氾濫に問題を提起しています。
美肌にいい食べ物やレシピ、豆乳と美肌の関係、美肌サプリメント、美肌のためのファンデーションや美顔器などなど。
美肌方法を取り上げた番組はダイエット方法とともに大人気です。
古くは美肌の湯など、温泉療法から始まり、美肌は美容の基本とまで言われています。
女性の関心を集めることで、ファッション誌でもモデルさんが使っている化粧品や食事まで、次から次へ試してみている方も多いのではないでしょうか。
美容法は、自分にあったやり方が見つかれば、そんなに新しいものに毎回飛びつく必要はないはずです。
美肌になるといわれる化粧品を使っても、あなたには効果が無いかもしれません。
効果がないだけならまだいいのですが、かえって美肌から遠ざかり、肌荒れが悪化してしまうかもしれません。
ダイエットと同じで情報に振り回されてはいけません。
極上の普通肌
美の事典の副題は、『パリ在住皮膚科専門医が教える、厳選の美知識』です。
著者の唱える『極上の普通肌』とはどういったものでしょうか。
岩本麻奈さんを写真で拝見すると、とても美しい女性です。
美肌という言葉がピッタリで、岩本麻奈さんに勧められたらすぐに美肌化粧品に飛びついてしまいそう。
化粧品売り場にいるキレイなアドバイザーといったイメージの方です。
その岩本さんが提唱するのは、美肌ではなく、『極上の普通肌』なのです。
美白とか、陶器のような肌を目指すのではありません。
今の日本女性が、流行を追いかけていろいろな化粧品に手を出していることを憂いています。
岩本麻奈さんが、住んでいるフランスでは、化粧品の選び方が日本の女性とは違うようです。
フランスの女性は、長い時間をかけて自分にあった化粧品、美容法を選び、身につけていくのだそうです。
岩本麻奈さんの美容の原則はシンプルです。
肌のゆらぎを見極めながら、足したり、引いたりするスキンケアです。
というのも、肌は季節やその人のストレスの状態、ホルモンバランスにって日々変化しゆらいでいるからです。
血液型占いと同じで、ひとつのことに当てはまると自分はその型の性格と思い込んでしまうのに似ています。
今の日本人の女性は多くが自分の肌を「敏感肌」だと思っているそうです。
美容に対する正しい情報と五感で美しくなる
美肌に対して、情報を追い求めている人は、お肌に異常があったらすぐに化粧品を買える傾向があるようです。
もちろん、初めて使った化粧品で湿疹はかぶれなど異常が出たときはその方がいいかもしれませんが、そういう行動だけでは肌のトラブルが解決しないこともあります。
化粧品に問題があるのではなく、あなたの肌に問題が起きているケースも考えられるからです。
前の節でも言いましたが、お肌の状態は日々刻々と変化しています。
自分の肌の状態を見極めて、自分のためになるスキンケアかどうかを判断する必要があります。
肌が乾燥してきたのなら、保湿クリームを加えてみたり、皮脂分泌が多くなって肌が油っぽいような感じになったら、美容液を控えてみたりと、基本となる化粧品を決めた上で、その時々によって、足したり引いたりするシンプルな美容法を岩本麻奈さんは勧めています。
その化粧品については、原材料にこだわった美肌化粧品で、防腐剤や人工香料を使わず、着色料も含まれていないマッサージクリームや、ローションも植物の色素を使ったものなど肌に優しい化粧品を開発しているそうです。
『美の事典』では、 美容に対する正しい情報と五感で、美人になる脳、自分に向き合って年齢とともに美しくなれる心と体に対する知恵がまとめられています。
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